地球防衛軍5

SOUND OFF

PRIMER 異星文明プライマー

侵略性外来生物α

我々がプライマーと呼称する異星文明によって、持ち込まれた地球外生物。
在来生物への高い攻撃性が確認されていることから、
正式呼称を「侵略性外来生物α」(短縮呼称「侵略生物α」)とする。
全長約11メートル。象のような巨体にもかかわらず、驚くほど俊敏である。
垂直の壁を登ることが可能で、しかもその際に速度をおとすことがない。
攻撃の際には大きな牙が武器となるが、さらに恐ろしいのは強酸を放出する能力である。
酸は100メートルほどの距離まで放出され、金属を数秒で融解することが確認された。

なお、酸は体内で生成されていると思われるが、通常の体液からは酸性、毒性は検出されてない。
銃弾が命中した際に体液が飛び散る現象が見られるが、それを浴びることに危険性はないと思われる。
(駆除にあたった数名が、体液を浴びた事例があるが、現在までのところ体調の異常は報告されていない)

侵略性外来生物α  赤色種

侵略生物αの亜種であると考えられる。体長が大きく、硬い甲殻に包まれている。
銃弾すらはじくことがあるため、駆除するには高い火力が必要であろう。
しかし、酸を射出する能力はなく、戦術によっては安全な駆除が可能だと思われる。

侵略性外来生物β

「侵略性外来生物β」(短縮呼称「侵略生物β」)と呼称する。
αに比べ、俊敏さが大きく劣っていることが確認された。
そのため、容易に駆除が可能であると思われたが、
交戦した部隊の被害は大きく、高い戦闘能力を有しているようである。

侵略性外来生物γ

エイリアンが投下した3種類目の侵略生物。
我々はこれをγ型と呼称する。
γ型は動きも遅く、一見すると無害な存在にも思える。
しかし、彼らは驚くべき方法で敵から身を守り、
また素早く移動する方法を持っていることが確認された。
それは、硬い甲殻を使って球状となり、転がって相手を踏みつぶすというものだ。

γ型の体長は地球の生物をはるかに上回っており、非常に有効かつ危険な攻撃であるといえる。
ただ幸いなことに、我々の武器はγ型の甲殻を貫くことができるため、
駆除は決して不可能ではないと思われる。

飛行型侵略生物

異星文明によって、持ち込まれた地球外生物。
飛行能力を持つ侵略生物が確認されたのは初めてのことであり、
その脅威はα型、β型の侵略生物をはるかに上回ると推測される。

南米で最初の個体が確認されてから、またたく間に世界中に拡散。飛行するため行動範囲が広く、汚染の拡大も早いと考えられる。
また、広域が危険にさらされるため、市民への影響も大きい。最優先駆除対象と考えるべきであろう。
戦闘能力は非常に高く、滞空状態のまま針のような組織を射出。
AFVの装車を貫くほどの威力が確認されている。
巨体でありながら飛行速度は速い。交戦した攻撃ヘリ部隊が壊滅しているこのことから、それ以上の空戦能力を持っていると考えられる。

有翼型侵略生物

飛行能力を持った異星生命体。
これまで確認された侵略生物とは、外見、構造に明らかな差異を確認できる。
また行動には知性の片鱗が感じられることから、
怪物というよりエイリアンに近い存在であると推測される。

仮説にすぎないが、エイリアンを成体とすると、
有翼型侵略生物は幼生体に相当するのではないか、とも考えられる。
もしそうであるならば、あれほど人間に酷似した生命体が、
成長過程で大きな変態をとげるというのは驚くべきことであろう。

マザーモンスター

地下洞穴で発見された侵略生物αの巨大個体。全長は50メートル以上。
約10メートルの侵略生物αとは比較にならない巨体である。
交戦した部隊に大きな被害が出ていることから、高い戦闘力を持つと考えられる。

最大の問題は、マザーモンスターが侵略生物αを産む能力を持っていることだ。
地下洞穴からは、侵略生物αの卵が多数確認された。それらはすべてマザーモンスターが産み出したと考えられる。
放置すれば地下で繁殖し、取り返しのつかない事態を招きかねない。
また、侵略生物αが多数確認された場合、周辺エリアにマザーモンスターが存在する可能性がある。調査はもとより速やかな駆除を最優先すべきだ。

キング

β型侵略生物の中に、ひと際巨大な個体が確認された。
全長は約50メートル。
10メートルのβ型をはるかに上回る巨体である。
我々はこれをキングと呼称。
優先駆除対象に指定した。

キングは巨体でありながら、敏捷さと優れた跳躍力を持つことがわかっている。
β型同様に強い酸を含んだ糸を吐きだすが、射程距離は非常に長く、β型の数倍の距離まで投射することが確認された。

クイーン

巨大な飛行型侵略生物。
おそらく飛行型の女王のような存在であり、
繁殖の要となっている生物だと推測される。全長は約80メートル。
驚くべき巨体であるにも関わらず、飛行能力を有している。
体から針状の物質を射出。針は非常に大型であり、
射程距離も通常の飛行型侵略生物をはるかに上回る。

最大の問題はクイーンが飛行型侵略生物を操り、巨大な巣を作ることである。
飛行型侵略生物は巣の中で繁殖。数を増やすことがわかっている。
クイーンはその要となる生物なのである。クイーンを放置すれば、飛行型侵略生物は増え続ける。
しかし逆にいえば、クイーンを撃破することで飛行型の増殖を食い止めることが可能だといえる。そのため、我々はクイーンを最優先駆除対象に指定した。
たとえ味方の損害が懸念される局面であっても、クイーンへの攻撃を躊躇してはならない。

ハイブ

土と岩石の巨塔。
飛行型侵略生物の巣だと思われる。
表面は飛行型の体液と土砂を混ぜ合わせたもので固められており、非常に硬質。
高強度コンクリートを上回る強度であることがわかっている。

今回確認された巣は特に巨大であり、周囲には複数のクイーンが確認された。
飛行型の群れには、複数のクイーンが存在することがわかっている。
しかし、今回のように「1つの巨大な巣に複数のクイーン集まる」のは初めてのケースである。
この巣の破壊は、我々にとって最優先課題だといえる。
爆撃による破壊が有効だと思われるが、巣の周囲は飛行型によって守られており、航空機の接近はリスクを伴う。
現在、地上部隊による爆破作戦を検討中である。

アラネア

新たに確認された侵略生物。
これまで確認された侵略生物は群れを作って行動するが、
アラネアは単独で目撃されることが多い。
β型と同様、酸を含んだ糸を吐きだし、それを武器とする。
糸はβ型のものよりはるかに強靭で危険である。
さらに、遠距離まで糸を投射し、獲物を捕える姿が確認されている。

アラネアは糸を使って巨大なネット状の巣を構築する。これは獲物を絡め取る罠として機能し、接触するだけで行動の自由が奪われてしまう。
アラネアの出現が報告されたエリアでは、必ずといってよいほどネットが確認されている。つまり、アラネアはこのネットを使って獲物を捕える習性を持った生物だと考えられる。
地球において、アラネアの獲物は人間である。つまり、アラネアは人類にとって恐るべき脅威だといえる。

テレポーション・アンカー

物質転送装置だと推測される。周囲からα型、β型の侵略生物出現が確認されている。
出現した侵略生物が「戻った」という報告がないことから、おそらくは受信専用、
すなわち一方通行の出口を作り出す装置だと考えられる。
出現する侵略生物がどこからやってくるのかは、現在のところわかっていない。
装置を回収し、原理の解明が必要であるが、
しかし稼働している装置を放置するのはあまりにも危険である。
現状では発見次第、迅速に、手段を問わず作動を停止させなければならない。
装置のコアとなるパーツが上部に確認されており、
その部分を破壊することで完全停止させることができると思われる。

バトル・ドローン

飛行能力を有する無人戦闘兵器。全長約15メートル。
自律行動しているのか、何らかのコントロールを受けているのかは、わかっていない。
確認された数は、現在のところ数千機。
飛来が確認されている地域は、世界中に及ぶ。
だが、100機以上の編隊が確認された地域が、都市部、またはその周辺に集中していることから、
明確に人類文明を攻撃する意図を持って運用されていると考えられる。

テレポーション・シップ

大型宇宙船。
武装は確認されていないが、船体の表面がバリアのようなもので覆われており、撃墜は困難である。
今、我々が重要視しなくてはならないのは、
何らかの方法でテレポーション・シップを撃墜することであろう。
人類が最初の攻撃を受けた際、この船が都市部の上空に飛来。
侵略生物を投下して、甚大な被害をもたらした。
当初、輸送船ではないかと思われたものの、体積以上の侵略生物を投下することから、
おそらく塔のような装置(テレポーション・アンカーと呼称)と同種の「物質転送システム」を搭載していると推測される。(我々は、この物質転送の仕組みを「テレポーション」と呼称しているが、今のところ作動原理は解明されていない)
侵略生物の増加を食い止める、ことが現在の最優先課題であることから、
早期に撃墜作戦を立案することが求められる。

ランディング・シップ

プライマーの装甲飛行船。
複数のヒューマノイド型エイリアンを搭乗させていることが確認された。
おそらく、彼らを上陸させるための揚陸艦であると考えられる。
これまで撃墜例はなく、バリアのようなもので守られているようである。
これはヒューマノイド型エイリアンを守り、安全に地球上に降ろすための機能であると推測される(このことからも、この船は揚陸艦であると考えられる)。
武装は現在のところ確認されていない。
大気圏外での目撃例がないことから、宇宙での航行は不可能であると思われる。

レッドカラー・ドローン

高性能型のバトル・ドローン。
機体全体が強化されており、装甲強度は通常のバトル・ドローンをはるかに上回る。
高出力のビーム砲を搭載。
飛行速度も従来のドローンより高速であることが確認されている。
全長15メートル。

タイプ2ドローン

新たに確認された新型バトル・ドローン。
マザーシップから突如現われた高い飛行能力を持った無人戦闘兵器である。
これまで確認されたバトル・ドローンに比べ、
重装甲であり、撃墜には高い火力が必要となる。
遭遇した歩兵部隊のほとんどが全滅していることから、
地上攻撃に特化したタイプだと推測される。

物語の後半から登場するこの新型の敵ドローンは、
すでに航空戦力の多くを失ったEDFにとって、恐るべき脅威となる。
タイプ2ドローンの詳細な性能は調査中であり、武装などについてはわかっていない。
全長17メートル。

コロニスト

追加情報更新

このエイリアンの歩兵は、驚くことに人類と同等の知性を持つことが確認されている。
言語らしきものを使い、統率の取れた組織的な戦いを仕掛けてくる。
なお、地球への上陸数はすでに1000を優に越えており、
世界各地でコロニーを形成しつつある。

彼らは戦闘で手足を失っても機動力こそ落ちるものの、攻撃を続行することができるのだ。 さらに恐ろしいことに、驚異的な回復能力までも併せ持つことが確認されている。
数秒で失った手足を再生し、何事もなかったかのように本来の戦闘能力を復活することができるのだ。

この敵エイリアンの歩兵部隊には、役割の異なるいくつかのタイプが存在することが報告されており、
そのひとつひとつの特徴を解説する。

・歩兵(ライフル装備タイプ)

我々がエーテルガンと呼ぶ兵器で武装している。
エーテルガンは、敵兵のほとんどが携帯していることから、
エイリアン地球降下部隊のメインウエポンであると考えられる。
射程距離は数百メートル。ターゲットを自動的に捕捉。
使用者自らが照準することなく、正確に敵を狙い撃つことが可能だと思われる。

・砲兵(長距離砲装備タイプ)

ロングレンジ・キャノンを装備したエイリアンの砲兵。
ロングレンジ・キャノンは、プラズマ弾を長距離の目標に向けて射出する兵器。
我々の迫撃砲に相当する武装だと思われるが、射程距離は10キロをこえ、制圧射撃のみならず阻止攻撃にも使われる。

射撃精度は非常に高く、攻撃を受けた部隊、施設は壊滅的な被害を受けている。
エイリアン砲兵の存在は我々にとって恐るべき脅威であり、最優先排除対象だといえる。
遠距離では凄まじい戦闘力を発揮する砲兵であるが、エーテルガンは装備しておらず、リスクは伴なうが歩兵による接近攻撃で撃破可能だと推測される。

・突撃兵(ショットガン装備タイプ)

エイリアンにも、肌の色が異なる者がいるようである。
生物としての差異はほとんどなく、人類の肌の色が異なるようなものだと考えられている。
彼らの多くは、我々が「ラプチャーガン」と呼ぶ兵器を装備し、常に最前線に身を置いている。

ラプチャーガンはエーテルガンに比べて射程は短いものの、複数の光弾を拡散射出。
広範囲の物体を破壊することができる。
接近戦では恐るべき威力を発揮するため、EDF歩兵部隊にとっては天敵といえる存在であろう。

以前の調査内容

ヒューマノイド型エイリアン。
巨大であることを除けば、人類に酷似した姿、能力を持った生命体。
地球の大気での呼吸が可能であることなど、環境への適応を見せていることも、
人類との酷似点の一つであろう。

コスモノーツ

追加情報更新

第二次・地球降下部隊の主力。巨大なグレイ型宇宙人。
ロボットのような外見であるが、正体は「宇宙服を着たエイリアン」であることがわかっている。
このスーツは宇宙服の一種であり、有害な大気から身を守るためのものだと推測される。
しかし、甲冑のような外観からもわかるように、防弾服としても機能しているようだ。

このコスモノーツは、先に降下したエイリアン(コロニスト)とは別の種族であり、
非常に高い知性を持っているようである。
その証拠として、戦場において高度な戦術を駆使する姿が確認されている。
彼らは互いに連携をとりながら複雑な強襲攻撃をおこなっているのである。
これまでプライマーの正体については何もわかっていなかったが、彼らこそが、文明を築いた主であるのかもしれない。

・コスモノーツ歩兵(ライフル装備)

彼らの装備は、我々がエーテル・ライフルと呼ぶ武器である。
エーテル・ライフルはコスモノーツの大半が携帯していることから、敵軍の標準的な武装であるようだ。
エーテル・ライフルは、コロニストの持つエーテルガンに比べて小型であり、しかも強力であることがわかっている。

・コスモノーツ突撃兵(ショットガン装備タイプ)

ラプチャーガンを装備したコスモノーツ。ラプチャーガンは複数の光弾を拡散射出する恐るべき兵器である。
コロニストの持つラプチャーガンは、歩兵部隊にとって天敵ともいえるものであるが、コスモノーツの装備はさらに強力でありながら小型である。

・コスモノーツ 狙撃兵(レーザー装備タイプ)

我々がラスターキャノンと呼称する「高出力レーザー砲」を装備したコスモノーツ。
ラスターキャノンは彼らが携帯する武器の中で、最も恐るべきものであろう。
その射程はエーテルガンの十倍にも及び、遠距離への正確な射撃が可能である。
破壊力も凄まじく、狙われた部隊の多くが一方的に壊滅させられている。

・コスモノーツ重武装兵(ガトリング装備タイプ)

全身を装甲で覆った重装甲のエイリアン兵士。
宇宙服の上から特殊なアーマードスーツを装着しているものと思われる。
アーマードスーツは高い防御力を持ち、容易には破壊できない上に、その下には通常の宇宙服を装着している模様。つまり2重に防護服を身につけていることになる。
撃破するためには、非常に高い火力が必要となるだろう。

重武装兵は、防御力に優れる反面、動きは鈍い。
計測によると、歩行速度は通常のコスモノーツの約半分。
装甲が破壊されると、それに比例するように歩行速度が速くなっていることから、彼らの動きの鈍さはアーマードスーツの重量によるものと考えられる。
この重武装兵の脅威は装甲だけでなく、装備する重火器によるものも大きい。
彼らの主な武装はエーテル・ヘビーガンである。
エーテルライフルに比べ、大型であり、優れた連射能力と破壊力を持っている。

・コスモノーツ重装炸裂兵(ロケットランチャー装備タイプ)

開閉式の発射口を持つ大型火器、我々はこれをレッキング・ランチャーと呼称。
この武装タイプに遭遇した部隊が壊滅していることから、未確認の要素が多い。
現在情報の収集中であるが、炸裂弾のようなものを発射する武器ではないかと推測されている。

以前の調査内容

人型ロボットだと思われたコスモノーツの頭部の破壊に成功。
しかし、破壊されたのは装甲のみで、
中には恐ろしい形相の異星生命体の顔面が現れたのだ。

その正体は、高度な知性を持った巨大なグレイ型宇宙人。
コロニスト以上の知性と戦闘能力をもったプライマーの正体である可能性が高い。

以前の調査内容

非常に高い戦闘能力を持つ人型ロボットだと思われる未確認の敵。
最新の報告では、言語のようなものを喋るとの目撃例が挙げられているため、
引き続きの調査が必要である。

シールドベアラー

多脚型の歩行ロボット。
全長(横方向の長さ)30メートル。全高15メートル。
非武装だが、光の壁を作り出す装置を搭載。
光の壁はドーム状に広がり、攻撃を防ぎ止める。
銃弾などの実体弾だけでなく、レーザーなどの光学兵器をも遮断することが確認されている。
数度の空爆が試みられたが、それですらシールドべアラーを破壊するには至らなかった。

シールドべアラーは、エイリアンの歩兵と共に行動し、部隊を守るためのマシンだと思われる。
最も重要な問題は「光の壁が我々の攻撃だけを遮断し、エイリアンの攻撃は通過させる」という点である。
驚くべきことに、シールドベアラーは、光の壁に接触する物体を個々に判別しているのだ。
つまり、光の壁の前では、エイリアンは我々を攻撃でき、我々はエイリアンを攻撃できないことになる。
この状態での交戦は、ほぼ勝ち目がないといってよいだろう。

ディロイ

無人の戦闘ロボット。長い鎖のような脚を持ち、悪路や障害物を乗り越えて進む。
脚部には多数の砲台が設置されていることもわかっている。
歩行時の高さはおおよそで130メートルとの報告がある。
だが、長い脚部を持つ機体や、短い機体も確認されており、正確なデータはそろっていない。

世界中に出現したディロイは、すべてマザーシップから投下されたものだと推測される。
マザーシップは、保護カプセルに入ったディロイを大気圏外から投下。
カプセルは火の玉となって落下し、ディロイを地上へと運んでいる。

ディロイの脚部には多数の砲台が存在。簡単には近寄ることもできない。
長い脚の先端にある巨大な針のようなものを突き刺し直接的な攻撃も行ってくる。非常に危険だ。

ディロイは無差別破壊兵器であり、周囲の生命体や兵器を捕捉し、攻撃を続ける。
ディロイが投下された地域では、民間人や非軍事施設を含め、周囲は完全に破壊し尽くされる。
投下されたディロイの数は数百機が確認されており、想定される被害は甚大である。
なお、ディロイは攻撃対象や地形に合わせ、脚部の長さや武装の換装が可能であるようだ。
今後も情報の収集が必要な難敵である。

怪生物エルギヌス

古代の恐竜のような姿をした超巨大生物。
プライマーによって地球に運ばれたと推測される。
地球外生物であるのか、あるいはプライマーの生物兵器なのか、現在のところ不明である。
詳しい生態もわかっていない。

無数に運ばれる侵略生物と違い、現在のところ確認された個体数は1。
しかし、これまで数度に渡って、銃撃、砲撃がおこなわれたが、致命傷を与えるには至っていない。
このことから、たった1体でありながらも、我々にとって大きな脅威だといえる。
早急な攻撃作戦立案が求められる。

怪生物アーケルス

エルギヌスに次いで確認された超巨大生物。
エルギヌスよりもさらに高い生命力を持つと推測される。
残念ながら、現在アーケルスに有効な兵器は見つかっていない。

アーケルスは身体を丸めて回転しながら、
地上のあらゆるものを破壊する恐ろしい攻撃を繰り出すことができる。

また、初回の戦闘において、背部より、燃える岩石上物体を放出する姿が目撃された。
このことから炎を発するほど高温の物質を体内に蓄えていると思われる。
このような生物は地球上に存在せず、我々の常識では考えられないことである。

巨大前哨基地

空から飛来した巨大建造物。世界5か所に同時に出現。
市街地に降下し、エイリアンの前哨基地として機能している。
その横幅の大きさは約520m(巨大砲塔を含むと650m)にもおよび、
高さは約320mと推測される。

航空機による攻撃も、すでに数回の作戦が失敗に終わった。
現在までのところ、前哨基地周辺は空陸共にエイリアンの占領下にあるといってよい。
再度の攻撃計画を立案中であるが、上空からの攻撃は難しく、被害を覚悟で地上部隊を投入する以外の方法はないと思われる。

陸上の基地としても恐るべき存在ではあるが、その真価は高度な対空迎撃システムにあるようだ。
基地上部には無数の対空砲台が設置されており、付近を飛行した航空機が多数撃墜されている。航空機による攻撃も、すでに数回の作戦が失敗に終わった。
大小さまざまな多数の砲台で全身を武装し、陸からも空からも接近することすらできない。

驚くべきことに、前哨基地はエイリアンの移動要塞であることが判明した。
脚部を展開し、歩くように移動を続けている。移動時は立ち上がった状態となるため、本体部分が空中に浮き上がる。
報告によると、その下部には多数の砲台が設置されているとのことである。
この砲台は非常に強力なレーザー兵器だと推測される。
脚部を展開し立ち上がった状態の高さは約420mにも及ぶ。

・フューリー砲

前哨基地の主砲。三門の超巨大砲台である。
その威力は凄まじく、市街地を一撃で瓦礫に変えてしまう。
すでに多くの部隊が犠牲となった。前哨基地が持つ最も恐るべき兵器であろう。
現状考えられる対策は、地上部隊がフューリー砲の死角まで前進することのみである。
大きなリスクを伴うことになるが、次作戦ではこれを試みるしか選択肢はないと思われる。

・一号砲台

前哨基地の副砲。上部外周に6門が設置されている。
凄まじい破壊力のビーム砲台であるが、最大の問題は側面に搭載された誘導ミサイルポッドである。
ミサイルポッドは砲内に格納されており、攻撃時に発射口を開閉することがわかっている。
誘導ミサイルは前哨基地に接近する物体を探知。接近して爆砕する。

・二号砲台

大型の対地プラズマ砲台。緑色のプラズマ弾を射出する。
プラズマ弾は広範囲にダメージを及ぼすため、地上部隊にとって大きな障害となる。
次作戦では最優先破壊対象の一つである。

・三号砲台

対地プラズマ砲台。前哨基地の円形の外周に沿うように無数に設置されており、地上部隊にとって大きな障害となると思われる。

・四号砲台 赤光(せきこう)

ビーム砲台。赤色のビームを連続発射する。

・四号砲台 青光(せいこう)

対空ビーム砲台。上空の航空機を攻撃するための対空砲台だと思われる。

・五号砲台 青光(せいこう)

前哨基地下部に設置されたレーザー砲台。青色のレーザーを照射する。

・五号砲台 緑光(りょくこう)

前哨基地下部に設置されたレーザー砲台。緑色に輝くレーザーを照射する。
青光レーザー砲台より強力な砲台だといえる。

敵飛行母艦 マザーシップ

地球に飛来した中で最も巨大な円盤型宇宙船。
現在までの確認数は10機。
地球全土に分散し、地球侵略軍の拠点として機能していると思われる。
撃墜成功例は無く、損傷を与えることすらできていない。