「SG/ZH」はミッション制で進行し、その数50ミッション。ハンドガン、アサルトライフル、スナイパーライフル、ショットガン、サブマシンガン、ロケットランチャーと様々な銃火器が登場する。プレイヤーは生存者の5人の女子高生を操り、生き残りを掛けた様々なミッションに挑戦していく。閉鎖された校内のあらゆる場所、校庭、体育館がゾンビハンティングの戦場となる。

無数に襲い来るゾンビたちの攻撃により、キャラクターの衣服が剥ぎ取られていく衣服ビリビリシステム搭載。ダメージを重ねるごとに面積の小さくなっていく衣服。ゾンビたちの習性か、まるで衣服を狙っているようにも見えるが、果たして……？

「ビリビリ剥ぎ取られて、ついには下着姿での戦闘をも辞さない。生き残るためにはそんなこと気にしてられないのだ。とんでもないエロゾンビたちを撃ちのめせ！

執拗に衣服をパージせんと襲い来るゾンビたち。そして驚愕の噂話が存在した。なんとゾンビは脱ぎたての衣服に反応するというのだ。少女たちは脱いだ衣服を囮として戦いを有利にし、生き残るための新たな戦術を実行しようとするが果たして……！？

驚愕の噂話は真実だった。
ゾンビは確かに脱ぎたての衣服に反応して攻撃を始めたのだ。戦闘中に少女たちは自らの衣服を脱ぎさることで、デコイとして使用可能。生き残るためには服だって脱ぎ捨てるのだ。衣服を華麗に脱ぎ棄て群がるゾンビに集中砲火だ！！

プレイヤーが操作するキャラクターだけでなく、操作外の仲間にも衣服を脱ぎ捨てるよう指示をすることが可能。敵の攻撃により、どうせ破壊されてしまう衣服であれば、さっさと脱ぎ捨てて戦闘を有利に運ぶのが得策だ。
なお、このデコイ戦法は男性タイプのゾンビにしか通用しない……不思議！

各キャラクターには所属している部活に因んだ直接攻撃が存在する。群がるゾンビに取り囲まれた時にはこの部活技が起死回生の一撃となり、身を救うこともある。しかし部活攻撃はスタミナを消費するというリスクもあり無駄には撃てない攻撃である。
ここからは各キャラクターの部活攻撃に関して解説する。

武道の達人の孫だけあって、幼いころから武士道を叩き込まれてきたサユリ。
剣道部の次期主将候補というだけあり、木刀を用いた祖父譲りの一刀は周囲の敵を一掃するほどの威力を持つ。

武道一家であるサユリの家に引き取られ、幼いころから薙刀を収斂してきたリサ。
臆病者だが選択の余地がない土壇場には強いだけあって薙刀のリーチを活かした攻撃は多数のゾンビを一網打尽にするほど

ソフトボール部の1年生ながらも、将来の四番バッター（自称）の片鱗をみせる実力の持ち主、まやや。
打率はさておき、小柄な身体に似合わずゾンビを“葬らん”とする一本足打法は一級品！

センターフォワードであり、不動のエースストライカーのエナミ。
強烈なフロントボレーキックや、華麗なバイシクルシュートは対ゾンビ戦にも有効な足技となる。

争い事や血なまぐさい話が大好物な元アイドルのレイ。
体術にも秀でており、空手の腕前はなかなかのもの。Ｓっ気たっぷりな性格のせいか、特に相手を足蹴にするのが大好きな模様で……。

敵の攻撃により剥ぎ取られる衣服。その衣服がすべて無くなって下着姿になる前に、自らその衣服を脱ぎ捨てて囮に使用する衣服デコイ戦法については前述したとおり。その理論を応用して、新たに使用済みの下着までもが戦闘中に投げ捨てることでデコイとして使用可能となった。生き残るためには使用済み下着だって利用するのだ。

戦闘中に穿いている下着を脱ぐことは大人の諸事情によってできない。しかし使用済み下着の入手方法は比較的簡単だ。ゲーム進行で、とある条件をクリアすれば装備画面でシャワーが浴びられるようになる。そうしたらシャワーを浴びて下着を穿き替え、今穿いている下着を使用済みにすれば良いだけなのだ。

しかしである。10秒だけ穿いた使用済み下着では効果が薄いことくらい懸命なユーザー諸君ならお分かりだろう。そう、使用済み下着はおでんと同じで、出汁がしゅんで（染み込んで）なければまったく意味がないのだ。この使用済み下着デコイは一定時間着用した下着でないと作成することができないのだ。また装着していた時間の長さによってデコイとしての効果時間が変化するという理にかなった画期的かつ必殺アイテムなのである。

さらに、である。使用済み下着デコイはぬぎたて衣服デコイと同じく女性型ゾンビには効果がない模様だ。稀に百合な女性ゾンビが反応するかもしれないが、投げてみるまで敵の趣味はわからない。

「SG/ZH」には様々な武器が登場。ハンドガン、アサルトライフル、スナイパーライフル、サブマシンガン、ショットガン。これらメイン武器の他にも強力な武器が存在する。また下着や制服デコイの他にも戦闘に使えるアイテムが存在し、戦いをサポートする。

ロケットランチャーは、ロケット弾を発射する個人用の火器。その爆破範囲は広く、強力な武器である。しかし爆風が自身にも及ぶため取り扱いには注意が必要だ。

いわゆる手榴弾。アイテムとして選択し、転がすように投擲する。あまり遠くまで投げることは出来ないが、爆破範囲が広く多数の敵にダメージを及ぼすことが可能。しかし爆風が自身にも及ぶため取り扱いには注意が必要だ。

敵の脚を切断するワイヤーを仕掛けることができる装置。アイテムとして選択して設置が可能。このトラップは数秒で消滅するが、トラップを通過した敵は脚部が切断されて、腹這い状態になるため、敵の移動力を大きく削減することが可能だ。腹這い状態になった敵は、もちろんゆっくりとしか動けない。近寄られても余裕があるため、一体一体落ち着いてヘッドショットで処理していこう。

ゾンビとは大量に発生した生ける死体の総称。さまざまなタイプが存在するが、この“霧索高等学校”には男性タイプがもっとも多く出現し、襲い来る。

元はこの学園の生徒だったであろうゾンビ。攻撃は男ゾンビと同じく単純く近寄って鋭い爪でひっかくというものだが、脱ぎたて制服デコイや、使用済み下着デコイには反応しないという特性を持つ恐ろしい敵。

元は市民を守る警官だったと思われるゾンビ。拳銃を所持し、銃撃してくるやっかいな敵だ。他のゾンビと異なり、離れた距離から攻撃してくるため、早めに処理したい。

元は肉屋か、精肉工場勤務と思われる巨漢ゾンビ。移動はゆっくりだが、体力が高く確実に近づいて巨大な包丁で強烈な一撃を喰らわせてくる。ヘッドショットで早めに対処したい敵。

プレイヤーが近づくと爆発し大きなダメージを与える謎の物体。プレイヤーだけでなく敵が近づいても爆発するため、この特性を逆手に取った戦術が可能。

元はビジネスマンか。スーツ姿に巨大なハンマーを持ったゾンビ。それなりに体力が高く、攻撃力も高い。特に拠点防衛ミッションに於いては、拠点を重点的に狙ってくるやっかいな敵。

人間の上半身のみを継ぎ接ぎしたような異形のゾンビ。頭部が二つあるためヘッドショットが難解な他、体勢も低くさらに狙いづらい。その上、動きが速いというかなり面倒な特性の敵。

天井に張り付き、気づかない内に近づいてくる。その攻撃方法は、なんと伸びる首。頭部が激しく動くため、ヘッドショットは困難である。近づかれないことが第一だが、天井ばかりに気を取られて、地上の敵を疎かにしてはいけない。

他のゾンビとは一線を画する強さを持った巨大なゾンビ。謎の地下施設の最深層部で施設を守っている。巨大で頑丈な身体を活かした肉体的なパンチ攻撃や体当たりを繰り出す恐ろしいボス敵。

「SG/ZH」は物語の進行によるミッションが楽しめるキャンペーンモードの他に、最大5人までの協力プレイが可能なオンラインマルチプレイが10ミッション存在する。オンラインミッションは1人～5人まででプレイ可能だが、キャンペーンモードに比べ、シビアな戦闘となることは必至だ。しかし、キャンペーンモードで強い武器を集め、キャラクターを育て、必殺の使用済み下着デコイ戦法を身に着けた戦士5人が力を合わせて戦えば、きっと生き残ることが可能であろう。倒れた仲間はアイテム「AED」で復活が可能。AEDの有効範囲内なら何人でも戦線復帰する。