ゲートからの転送先の一つ。広大な遺跡の一区画か、別次元なのかは定かでない。卑魅虚の組織を支えていた化学工場が、無残な姿で取り残されている。 かつて組織が開発した巨大屍霊「レギオン」のノウハウを生かし、組織によって新たに造り出されるも、廃棄処分となった存在。無数のフジツボのゾンビと、人間の女性の遺伝子を融合させて誕生した。最大の特徴は、自己生殖が可能という点である。自分は廃棄されたのだという事実を自覚するだけの知能はあり、生存本能に従って無尽蔵に子供を産み出し続けている。現在では多くの個体が遺跡の中で生息している。侵入者は彼女のおぞましい姿と、溢れる母性の前に、あえなく犠牲となるであろう。 ゲートからの転送先の一つ。ゾンビ化した肉屋(ブッチャー)の男の心象風景。男が運営していた精肉工場が忠実に再現されている。 「不浄門」(ふじょうもん)に巣食う大型のゾンビの一種。卑魅虚が召喚できるゾンビとしては低級に位置するが、この個体は召喚されたものではなく、人間がゾンビ化したという稀なケースのもの。肉をこよなく愛し、従業員から愛人に至るまで食してしまった恐怖の肉屋が泥武陀へと生まれ変わったのである。恐らく、彼が食した人間の中に忌血をひく者が居たと思われる。生前に振るった鉈の代わりに、卑魅虚から魔剣を与えられており、通常の個体とは比較にならないほどアグレッシブな動きを披露出来るようになった。彼は更に上質な肉を喰らうべく、自慢の工場で獲物を待ち続けている。