ボードゲーム
  1〜4人プレイゲーム
  プレイ目安時間:60分


  ★1998年ドイツゲーム大賞2位

  ★ゲームデザイン:フランク・ナステル(Frank Nestel)

  ★グラフィックデザイン:ドリス・マテウス(Doris Matthaus)



原始の海に生まれたアメーバ達が遺伝子の進化を通じて
その生物としての限界を打ち破ろうとしています...。




このゲームの鍵は以下の2つの数値です。


 バイオロジカルポイントの略で、お金に似た働きをします。


 ミューテーションポイントの略で、どれ程オリジナルの状態から離れているか表します。

自分のアメーバ(2匹)の原始の海への配置が終わったらゲーム開始です。
※各プレイヤーとも遺伝子カード0枚=MP0、BP4の状態からスタートします。

このゲームはターン制で、各ターンは以下のフェイズから構成されています。
※16ターン目が終わるか誰かの獲得ポイントが40以上になるまで続きます。



  各プレイヤーは手番が来たら番号順にアメーバの移動や
  食事を試み、食事に失敗したアメーバはダメージを受けます。
  ※手持ちアメーバの行動によっては規定BPを消費します。


  オゾン値と海流の向きを更新します。
  海流の向きは中央盤の赤印や周囲のアニメーションで
  分かります。
  ※手持ち遺伝子カードのMP値の合計が新オゾン値以上の
   プレイヤーは、その分BPで払うか、払わない分遺伝子カードを
   捨てるか選ばないといけません。




  遺伝子カードを購入します。
  ※購入の際には当然、規定BPを支払います。


  各プレイヤーごとに10BPが補充され、アメーバを増やします。
  ※アメーバを増やす際には当然、規定BPを支払います。



  ダメージ数が一定以上のアメーバを原始の海から除去します。
  ※遺伝子カードの手持ち状況ではこのフェイズでの行動が有り得、 それに応じてBPが消費される事があります。





  場にいるアメーバ数と手持ち遺伝子カード枚数からそのターンの得点を計算します。

アメーバ匹数による得点
  (2匹以下は無得点。5匹以上高評価)
0-2匹 3匹 4匹 5匹 6匹 7匹

カード枚数による得点
  (2枚以下無得点。6枚以上は一律)
0-2枚 3枚 4枚 5枚 6枚


   原フランク・ナステル氏によれば、終盤に必ず膠着状態が訪れる古いタイプの
   ウォーゲームへの不満が出発点でした。
   2層構造のボード上で同座標の要素が相互に干渉しあうというアイディアが浮かび、
   それがボード上を漂うアメーバと食物という形にまとまって今の形となったのです。
   かなり盛り沢山の内容ですが、数年に渡るテストプレイを通じて調整された
   バランスはさすがと言わざるを得ません。




「原始スープ」著者
フランク・ナステル(Frank Nestel)略歴

92年にイラストレーターのドリス・マテウスと学生結婚し、
96年に数学の博士号を取得。
会社員としてソフトウェア開発・エンジニアリングを経験した後、
もう誰の下でも働かない決意を固める。
1989年にDoris and Frank社を設立してこのブランドでの最初のゲームを
発表した。趣味はプログラミングと音楽とバイキング。


©2003,2005 DREI MAGIER SPIELE, Alex Randolph ©2003,2005 Venice Connection, Leo Colovini
©2003,2005 KNIZIA-GAMES, Reiner Knizia ©2003,2005 KRAMER SPIELE, Wolfgang Kramer
©2003,2005 SPIELE VON DORIS & FRANK, Frank Nestel ©2003,2005 Tomcat System
©2003,2005 D3 PUBLISHER